あまり聞きなれない景観設計という言葉ですが、現代の建築設計において非常に高い注目を集めているのがこの景観設計です。景観設計とは、簡単にいうと環境に配慮した建築設計、デザインのことをいいます。また、自然の景観と建築物を1つのものとして設計、デザインする考えも、広義での景観設計といえます。つまり、景観設計を踏まえた設計、デザインをおこなったり、そういった建築物を提案することを、景観設計サービスと呼ぶのです。
フランク・ロイド・ライト
景観設計の走りとなったのが、かの有名なアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトです。彼がペンシルバニア州の自然の中に建てたカウフマン邸（落水荘）は、まさに建築物と自然の融和を目指してデザインされたものです。かのアインシュタインやチャップリンも訪れたことがあるというこの建築物は、世界遺産登録物件である「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」の構成資産の1つでもあります。